カナイセイジさんのツイートから、INDDIE Live Expo 2020という番組を視聴した。6月6日にYouTubeライブで配信された、無編集の4時間にも及ぶ動画だ。とてもすべてを見ることはできないので、シークバーでザッピング。

内容はインディゲームのための情報番組とのことで、Steamやandroid、iOSなどで入手可能なゲームの紹介、インディーゲーム市場の解説、ゲーム音楽のミニライブなどなど。

最も興味を惹いたのは以下のトピックスだった。

・2:43:30~ 徳岡正肇さん登場 ゲームマーケット・新作アナログゲーム紹介

そういえば昔、地上波でも「ゲーム王国」や「ゲームEX」といった、スーファミやプレステ、サターンなどの新作ソフトを紹介する番組やってたっけ。それをシュッとさせたような感じだろうか。

一応、ボードゲームデザイナーを標榜しているが、実はゲームにドハマりしているわけではない。デジタルにしろアナログにしろ嗜む程度、ライトユーザーであると自覚している。

そんなライトユーザー目線でも、虚構の世界(ここではインディ・ゲーム)が、いかに凄まじい発展を遂げているかが、よく判った。まるで現実の世界のカウンターかのように。

「オタクは死んだ」という評論を見かけたことがある。オタキングこと岡田斗司夫氏の「オタクはすでに死んでいる」や、東浩紀氏の「動物化するポストモダン」、あるいは山本寛氏の「アニメ・イズ・デッド」で語れれる、元来のオタクという人種はもう存在しない、と。

番組を視聴しながら、ふと「ポスト・オタク」という言葉が頭に浮かんだ。ゲーム世界が現実世界のエネルギーを吸い尽くす勢いで進歩する今日、虚構に生きるオタク人種も変化に対応しなければならないだろう。対応できなければ時代と共に忘れ去られる、というのが世の常だ。そして現れるニュータイプ――「ポスト・オタク」。

インディーズが作る虚構の世界と、そこに生きる「ポスト・オタク」。
これまでの既成概念を壊した新たな地平に、彼らはどんな文化をもたらすだろうか?