クロスワード・チェスVer1
クロスワード・チェスは2人対戦のワードゲームです。A4の紙に印刷すれば、誰でも手軽に遊べます。クロスワード・チェス用紙はこちらからダウンロードできます。

【準備】
クロスワード・チェス用紙1枚
筆記用具

【勝利条件】
相手より多くの点を取ったプレイヤーの勝ち。

【ゲームの終了条件】
両方のプレイヤーがパスをするか、マス目がすべて埋まったらゲーム終了。

【ルール】
1.ひとつのマスに書けるのはカタカナで1文字まで。塗りつぶされたマスに文字は書けない。
2.小文字(ァ、ィ、ゥ、ェ、ォ、ャ、ュ、ョ、ッ)はすべて大文字として書く。
3.プレイヤーは文字を左から右に書く「ヨコのカギ」と、上から下に書く「タテのカギ」に分かれ、交互に手番を繰り返す。プレイヤーが文字を書くときは、すでに書かれた文字を1文字以上利用しなくてはならない(ただし初手は除く)。
4.書いた文字は意味が通る単語でなければならない。
5.プレイヤーは最初、2文字しか書くことができない。実際に2文字を書いたら、書ける文字数が1字増え3字まで書くことができる。3文字を書いたら4文字まで、4文字を書いたら5文字まで、と1字ずつ増え、最大9文字まで書けるようになる。
6.文字を書いたら、文字に隣接(上下左右に位置)する空白マスを1マス分塗りつぶし、相手に手番を渡す。
7.文字が書けない(意味の通る単語が作れない)場合は手番をパスすることができる。パスをする場合も1マス分を塗りつぶし、相手に手番を渡す。

【実際の流れ】
じゃんけんなどで先手後手を決める(下図は「ヨコのカギ」が先手、「タテのカギ」が後手)。
説明1

❶初手はシート中央の二重マスに文字が入るように記す(この場合は「ヤド」のドが当てはまる)。
❷2文字書いたので□に✓を入れる(次の手番より3文字書けるようになる)。
❸1マス分を塗りつぶし、後手に手番を渡す。
❹すでに書かれた文字を用いて、新たな単語を作る。
❺2文字書いたので□に✓を入れる(先手同様に次の手番より3文字書けるようになる)
❻1マス分を塗りつぶし、先手に手番を渡す。

説明2

❼先手は「ヤド」という単語のあとに「カリ」と書いて「ヤドカリ」という新たな単語を作った(このように、文字を足して意味を変化させて良い)。
❽相手の書いた文字に隣接する1マス分を塗りつぶした(相手の書いた文字に隣接するマスを塗りつぶしてもよい)
❾先手の書いた「カ」に「アキ」と「ン」の3文字を書き足して「アキカン」という単語を作った(このように、文字数を分割して単語を作ってもよい)
❿上図のように、ある1文字が「タテのカギ」と「ヨコのカギ」の両者に新たな単語をもたらす場合、どちらも意味が通るようにしなくてはならない(この場合、タテのカギはアキカン(空缶)となり、ヨコのカギはラン(蘭)となる)。
⓫3文字書いたので□に✓を入れる(次の手番より4文字書けるようになる)。

【補足】
単語は名詞を基本とする(しりとりのルールに準ずる)。

【禁則事項】
同じ単語を作ってはなならない。
説明3
※縦から読んでも、横から読んでも「ウマ」は×

文字を分割することで、ひと手番でふたつ以上の「縦読みの単語/横読みの単語」を作ってなならない。
説明4
※横のカギ「アルバイト」に対し、4文字を使い「アリ」「バイク」「イト」の3単語を作るのは×

【得点計算】
ゲームが終了したら得点計算に移る。タテのカギのプレイヤーは縦読みの単語を、ヨコのカギのプレイヤーは横読みの単語を、文字数別にシート下部の記入欄に記す。

2文字:1点、3文字:2点、4文字:3点、5文字:4点、6文字:5点、7文字:6点、8文字:7点、9文字:8点とし、点数を合計する。

もし同点の場合は、5文字以上の単語の数が多い方を勝ちとする。

クロスワード・チェスVer2 得点一例